④可愛い桜と呼ばないで
同期との、ラーメン一杯をかけた仁義なきスぺ語戦争が勃発しました。
英語の世界にTOEFLがあるように、スペイン語の世界にはDELEがあります。
スペイン語の国際基準……的な試験。多分。
A1~C2までレベルがあって、スペイン語を就職や進学で使う予定があるなら持っておいた方がいい……らしい。多分。
ま、恥ずかしながらそんな予定はちっともないのですが。ラーメン一杯タダで食べられるならイッチョ勉強でもするか!って気分にもなるわけです。
さて。戦の基本はまず、敵を知るところから!
ってことで、まずはインターネッツで検索検索。
DELE(スペイン語の試験。読み方:デーレ)
ぽちっとな。
そしたら……ヒットしました。一番トップ
DELE(日本のテレビドラマ。読み方:ディーリー)
dele(ディーリー)DVD PREMIUM "undeleted" EDITION【8枚組 】
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2019/01/30
- メディア: DVD
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DELEについて知ろうとしたら、DELEが現在アマゾンプライムで好評無料配信中だという情報を手に入れてしまったわけです。無慈悲。
という訳で、先週はひたっすら山田孝之氏の顔ばっか見てました。
もう、顔顔顔。いや、こんな綺麗な顔の人間います?
黒シャツに車椅子でピッチリ真ん中訳のビジュアル、この顔じゃないと成立しないでしょ……あー顔。
もちろん顔ばっか見てたんですけど、顔しか見てなかったわけじゃなくて、話もめちゃくちゃ面白かったのでオススメ。
圧倒的演出の力。「衝撃の結末」って言葉はDELE5話の為だけに使って欲しいと本気で思った。
繰り返しますが、現在アマゾンプライムで好評無料配信中。どうぞご検討ください。
なんて事をやってたら、あっという間に4月になっていました。
勉強はどうした!
ポジェーラはどうした!!
勉強は前述の理由で手をつけておりませんが、ポジェーラはこそこそ進めておりました。
レッツチェケラ。
確か前回は裁断までやったんでしたよね。
という訳で、次は裁断した各パーツに模様を刺繍していく工程から。
これが相当時間かかりそうなんですが……なんなら、全作業時間の半分以上はここで取られそうなんですが。。。
まあ、見ていきましょう。
突然ですが、こちら私のホームステイ先の家の壁です。
美しい桜の模様は、私の前にこの家にステイしていた偉大なる先輩が残してくれた物です。
本当に綺麗。実際見たら感動もの。
綺麗すぎてステイ家族に、君は何を書いてくれるの?横の壁、君の為に空けてあるよ!ってワクワク顔で言われるんですが……本当にすいません。
自分、マジでミリ単位も芸術の素養がありません……絵オンチ。マジでダメ。最近、期待がちょっとだけ重い。
それだけ絵心がないもので、今回の刺繍もどうしようかと……
考えた末、こちらを用意しました。
日本から持ってきたトレーシングペーパー。
を、壁に貼り付けて。
こう。
こんな感じ。
すいません先輩……
はい!!パクリです。まごうことなき……
でも、こうするしか思いつかなくて……
センスがないなら工夫をするしかないじゃない……
いや本当にずびばぜん。。。ご協力ありがどうございまず。。。
で、これを布にあてて、模様を取っていきます。
じゃ。
この下絵に沿って刺繍していけば、絵心のない自分でもそこそこのモノが出来るのではないかと思う訳です。
あ、絵心もないのですが、それ以上に刺繍の経験もありません。
服作るのは自己流ながら……まあ多少は経験があったのですが、刺繍に関してはマジでズブの素人です。生まれて初めてです。
あの、、、試行錯誤をモットーにやっていければと思います。はい……。
で、一番最初に刺してみたのがこれ。
んーーー……まあ。まあ……
ギリギリ桜に見える??見えます??
いやこれ、結構数もあるし大変なんですが……5枚の花びらで1輪だし……
根気よく頑張ろう……
家でちくちく
首都に向かうバスの中でちくちく
旅行先のドミの中庭でちくちく
やっていたら、現在こんな感じになりました。
ここまでで大体経過一か月弱。
ひぃー。これもう一枚大きい方のパーツ残ってるんですけど……。
ちくちくしてると、大抵パナマ人に
「刺繍できるの?誰に教わったの?」って聞かれます。
仕方ないので、
「インターネットだよ!」
って元気に答えると、あからさまに意味わからん、みたいな顔されるんですが……最近、ちょっと申し訳なくなってきました。
日本で言ったら、全然何の知識もない外国人が突然、着物作る!って言いだして見よう見まねで布縫ってる、みたいなもんですもんねぇ……
日本でそれやってたらどーでしょーね。。。
結構嫌な顔されるんかなー?それか見て見ぬふりされるかな……普通にできる訳ねーだろって笑われるような気もするけど……
パナマ人超絶優しいので、ハァ?みたいな顔はされつつ、大抵おせっかい焼いてくれます。
最近首都に上がった時、この状態の布を大きめの布屋さんで披露する機会があったんですよね。
そしたら。そのお店のおばちゃんも色々教えてくれたんですけど、最後に
「この刺繍は緩すぎる!全部解いてやり直しなさい!」
っとお叱りいただきました。
マ、マジかあーーーーーー。
え、ここまでやったのに???????全部?????エン セーリオ(訳:マジで)?????
でもおばちゃんが言うには、「これじゃ、あちこち引っかかってお祭りにも行けないし、踊れやしないよ!」との事。
ぐう。。。確かに。。。
パナマの文化では、ポジェーラは伝統的なダンスの為!とまでは言わずとも、ポジェーラとダンスは切り離せない印象を受けます。
フィエスタ(訳:祭)のパレードでも着て、ガンガン練り歩きます。
皆ポジェーラでくるくる回って踊るし(スカートのボリュームが多いので、それがまた綺麗)。
パナマ人にとって、静かに見せる為だけの衣装ではないのは確かです。
うーん。いくら外見だけ真似しても、伝統衣装の意味みたいな部分を見失っちゃ意味ないですよね……
技術が見様見真似でも、ヘタクソでも、相手の文化をリスペクトする事だけは忘れちゃダメだよな!と思う。とゆーか、思った。
おお、良いこと言った!
という訳で、先週の終わりから、よりしっかりした形の刺し方に変えてみました。
確かに、こっちの方が大分それっぽいかも。
綺麗に見えるし。
……でもね!これ!!前回の10倍くらい!時間!!かかるんですが!!
一日かけて花びら一枚縫うのが精一杯なんですが!!!!
いや頑張るけど…………ここから先はこの形でやるけど……
おばちゃんごめん…………
これちょっと……今までやったところ直せるかまではわかんない……(ガクリ
といった形の状況です。ちなみに何度もいいますが、まだあと一枚大きなパーツ残ってます。
ポジェーラ製作記ってことでブログ始めたはいいけど、あと半年くらいは上半身用の刺繍に時間使うんじゃないのかな!?
果たしてあと1年半で完成するのか……乞うご期待。
ご意見ご声援の程をよろしくお願い致します。
山田孝之の顔見てる場合じゃなかったーーーーーーーーーー。